専門家が解説、外壁塗装の塗料の種類と価格帯


外壁塗装に使用する塗料は、種類によって、耐久性、機能性、そして価格が異なります。ここでは、塗装の専門家が、外壁塗装に使用される代表的な塗料の種類と、それぞれの価格帯について詳しく解説します。まず、最も価格が安い塗料として挙げられるのが、「アクリル塗料」です。アクリル塗料は、価格が手頃で、カラーバリエーションも豊富ですが、耐久性が低く、耐候性もあまり高くないため、塗り替え頻度が高くなるというデメリットがあります。アクリル塗料の価格帯は、1㎡あたり、1,500円から2,000円程度です。次に、「ウレタン塗料」です。ウレタン塗料は、アクリル塗料よりも耐久性が高く、密着性にも優れています。しかし、耐候性はシリコン塗料や、フッ素塗料に比べてやや劣るため、塗り替え頻度はアクリル塗料よりは少なくなりますが、他の塗料よりは高くなります。ウレタン塗料の価格帯は、1㎡あたり、2,000円から2,500円程度です。そして、「シリコン塗料」です。シリコン塗料は、耐久性、耐候性に優れており、汚れが付きにくく、長持ちするという特徴があります。そのため、外壁塗装に最もよく使用される塗料の一つです。シリコン塗料の価格帯は、1㎡あたり、2,500円から3,500円程度です。また、「フッ素塗料」は、耐久性、耐候性に非常に優れており、汚れが付きにくく、長期間美しい状態を保つことができます。しかし、フッ素塗料は、価格が高いため、初期費用を抑えたい方には、おすすめできません。フッ素塗料の価格帯は、1㎡あたり、4,000円から6,000円程度です。これらの塗料以外にも、「ラジカル塗料」や、「光触媒塗料」など、様々な塗料があり、それぞれ価格帯や、特徴が異なります。ご自身の予算や、外壁の状態に合わせて、適切な塗料を選ぶようにしましょう。